女性特有の疾患とは?予防と受診のタイミング
答えは、レントゲンでの違いはないということです。
脳や心臓、肝臓、腎臓、胃、腸、筋肉なども男女で違いはありません。
ではどこが違うのでしょうか?
答えは生殖器ですね。
男性は、精巣と陰茎があり。
女性は卵巣と子宮さらに腟があります。
精巣と卵巣からは性ホルモンが分泌されます。
アンドロゲン(男性ホルモン)とエストロゲン(女性ホルモン)です。
この2つは、精巣と卵巣どちらからも分泌されますが、割合が大きく違います。
男性はアンドロゲン優位で、女性はエストロゲン優位です。
この違いは、脳や骨、筋肉、脂肪、血管などに大きな性差を引き起こします。
骨と筋肉は男性のほうが丈夫。
脂肪は女性のほうが多いが、女性は動脈硬化の進展は遅いので、結果的に女性のほうが男性より長生きします。
さらに女性は、女性ホルモンが周期的にアップダウンしますので、メンタルや免疫が不安定になりがちです。
ですから、女性特有の疾患というと、卵巣・子宮・フェムゾーン(腟と外陰)の病気で、女性がなりやすい病気というと、甲状腺や膠原病などの免疫の病気と、メンタル系の病気です。
卵巣・子宮の病気の予防としては、年に1回は婦人科を受診して経腟超音波検査を受けたほうがよいでしょう。
フェムゾーンのケアに関しては、保湿と骨盤底筋トレーニングが重要です。
免疫とメンタルの病気に関しては、最初は微熱、冷えのぼせや全身倦怠感などの自律神経失調症状がでますので、長く続くならばクリニックを受診しましょう。
また、不安や落ち込みが1ヶ月以上続くならば、メンタルクリニックを受診したほうがいいでしょう。
なんでも早期の対応が早期解決の鍵です。
あと肥満も結構やっかいです。
標準体重は、身長(m)×身長(m)×22です。
5kgオーバーくらいまでは大丈夫ですが、それ以上ならば、ダイエットを考えたほうが良いでしょう。