
AIに負けない人材とは?
※本記事は、医師による執筆記事です。
最近米国では広告の文章等をAIが書けるようになり、コピーライターが失職しているという話を聞いて、演劇の脚本の学校に通っている次男に「あなたの分野は大丈夫なのか?」と質問してみたら、その事については演劇業界ではある程度解決がついているとの答えだった。
バックグラウンドを持っているAIは現れない
人間が書いた脚本は、作者の成育歴・家族歴・その後の人生の経験等のバックグランドが染み出てくる。
演じる俳優に関しても同様である。このバッククランドを観客は楽しみに来る。少なくともしばらくは、おもしろい人生のバックグランドを持っているAIは現れないだろうから、演劇や脚本は生き残るということだった。
さらに社会学者宮台真司先生によれば、カリスマ性のある人とは、理由はわからないが側に寄っていくと自分の力が沸いてくる人だという。
周りに力を沸かせるAIが開発されるのにも、もうすこし時間がかかるだろう。
他人に力を沸かせるためには、少なくとも側の寄りたくないとは感じさせず、側によると楽しくさせることが必要だろう。
AIにとって代わられない人とはどういう人か
以上から少なくともしばらくは、AIに取って代わられない人とはどういう人かを予想してみた。
1.その人の過去の経験を、思わず聞きたくなる人
2.人によって、極端に態度を変えない人
3.周りを気にせず、楽しい人生を送っている人
4.予定されている人生より、楽しい人生を送れる可能性を感じさせてくれる人。
なかなかAIにとって代わられない人材になるのは大変である。