
知っておきたい!自律神経と女性の体の関係とは
そんな不調に心当たりはありませんか?
もしかすると、自律神経と女性ホルモンのバランスが関係しているかもしれません。
今回は、そんな自律神経と女性の健康のつながりや、毎日の生活でできる簡単なセルフケアの方法についてご紹介します。
自律神経とは
たとえば、心臓を動かしたり、汗をかいたり、体温を調整したり、といった働きを持っています。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」の2つがあり、朝は元気に、夜はリラックスできるようにバランスを取っています。
自律神経が乱れてしまうと、安静にしているのに心臓がドキドキしたり、眠れなくなったり、めまいがしたり、といった症状が起こることがあります。
女性ホルモンと自律神経の深い関係
この変化が自律神経のバランスにも影響し、自律神経が乱れやすくなることが知られています。
「更年期障害」は、女性ホルモンバランスの変化による自律神経の乱れが原因で起こると考えられているのです。
骨盤周りのケアも大切(上の見出し内)
体の中心に存在する骨盤。神経や血管が集まっている場所です。
骨盤の筋肉が弱くなったり歪んだりすると、神経が上手く働かなくなり、自律神経のバランスも崩れやすくなります。
骨盤周りをほぐしたり、ストレッチしたりすることで、体も心もリラックスしやすくなるでしょう。
毎日できる!自律神経の整え方
ぜひできそうなものから試してみてください。
① 朝は太陽の光を浴びる
朝起きたら、まずカーテンを開けて太陽の光を浴びましょう。
くもりの日でも、窓辺に立つだけでOKです。
体内時計がリセットされて、自律神経の切り替えがスムーズになります。
② 夜はお風呂でリラックスする
38~40℃のぬるめのお湯に10~15分ゆっくりつかると、体の芯から温まり、副交感神経が働いて体がリラックスモードになります。
寝る2時間前くらいがおすすめです。
③ ストレス解消を心がける
音楽を聴く、アロマテラピーを活用する、趣味を楽しむ、などでストレスを解消し、充実感を得られるようなことを積極的に行いましょう。
④ デジタルデバイスを活用する
睡眠アプリで眠りの質と時間を見える化する、生理日管理アプリで心身の調子の波を予測する、といったデジタルデバイスも活用しましょう。
スマートフォンは身近なものなので、記録も継続しやすいでしょう。
⑤ 骨盤底筋トレーニングを取り入れる
骨盤底筋トレーニングは自律神経に働きかけ、心身のケアにつながります。
ぜひこちらの記事内の動画を参考にしてみ間粗油。
(https://www.femzonelab.com/traininng/241にリンクすると良いと思います。)
⑥ 改善しない場合は医療機関で相談する
セルフケアでも改善しない場合、婦人科や内科で相談してみましょう。
自律神経はさまざまな症状につながり、個人差があるものです。
自分に合った対症療法や改善法を提案してもらえるでしょう。
心と体はつながっている!忙しい毎日にもセルフケアを
「なんだか調子が悪いな」と感じたら、無理せず自分をいたわってあげましょう。
毎日ちょっとしたケアを取り入れると、心や体が楽になるかもしれません。
必要に応じて医療機関に相談するのも大切です。
頑張り過ぎず、少しずつ自分のペースで心と体を整えていきましょう。
千葉県医師会
https://www.chiba.med.or.jp/general/millennium/pdf/millennium52_1-4.pdf
日本神経治療学会 標準的神経治療:自律神経症候に対する治療
https://www.jsnt.gr.jp/guideline/img/jiritsu.pdf
厚生労働省事業 ヘルスケアラボ 更年期障害とは?
https://w-health.jp/climacterium_alarm/about_climacterium/
骨盤底筋のためのスマートなエクササイズと正しい腹式呼吸法
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspfsm/69/1/69_131/_pdf/-char/ja