変わるカラダに寄り添う!更年期のボディケア必勝法
更年期は女性にとって肌だけでなく、身体の変化が目立つ時期。この記事では、更年期世代のデリケートなボディに焦点を当て、年齢に左右されないボディケアのヒントをご紹介します。身体の変化に合わせたケアを取り入れ、更年期を迎える女性が少しでも楽しく過ごせる情報をお届けします。
更年期のボディケア
更年期は女性の体が変化する時期で、肌にも影響があります。閉経により女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)が減少するため、肌のコラーゲンが減少し、弾力やハリが失われがちです。皮脂も少なくなり、乾燥しやすくなります。
また、更年期世代は社会的に責任のある役職を任されることもあり、私生活だけでなく仕事でストレスを感じることも少なくありません。そのため、心身に影響を与え、症状を強く感じることもあります。
更年期のボディケア必勝法
ここからは、更年期におすすめのボディケア方法をご紹介していきます。
1.体は手で洗う
乾燥肌は特に敏感で、スポンジやボディブラシで洗うと摩擦により刺激を受けてより乾燥感が悪化してしまう原因になります。よく泡立てた泡を転がすように手で洗うことで摩擦を最小限に抑え、肌に対する刺激が少なく肌を守りながら洗えます。
特にスネや背中など乾燥しやすい部分は、泡のクッションでより優しく洗いましょう。肌のバリア機能を保ち、刺激や乾燥から守りましょう。
2.体を拭く前にオイルを塗る
お風呂から出た直後、ボディオイルを体を拭く前に塗ると、肌表面の水分をオイルが閉じ込め、乾燥を防げます。オイルを塗った後に、タオルで優しく水滴を拭き取ることで、肌にしっかりと留まります。
体を拭いた後にオイルを塗ると洋服を着るときにベタつきが気になりますが、タオルドライの前に塗ることでベタつきにくくなります。
また、体を拭く前にオイルを塗ると体は温かく、肌についた水分がまだ蒸発していないため、オイルが肌に浸透しやすい状態にあるのです。肌の潤いを最大限に保つために、塗るタイミングには気をつけましょう。
オイルを選ぶ際は、酸化しにくいオイル(空気に触れても劣化しにくいもの)がおすすめです。酸化しにくいオイルは、ホホバオイルやアルガンオイルなどが挙げられます。1本で顔、体、髪まで使えるタイプは持っておくと重宝します。ぜひお試しください。
3.湯船に使って全身の巡りを良くする
最近は湯船につからずシャワーだけの方も多いかもしれませんが、特に更年期世代は、湯船にしっかり浸かることをおすすめします。
「美人はお風呂でつくられる」と言われるほど、入浴時間は美容に必要です。全身の血流がスムーズになり、むくみ改善、冷えの改善、リラックス効果などがあります。さらに、湯船のスチーム効果で毛穴が開き、汚れが浮き上がりやすくなるのです。
おすすめは、38〜40℃のぬるめのお湯に15分程度浸かることです。日中ストレスを強く感じたときは、お気に入りのアロマを数滴垂らすとリラックス効果がさらに高まります。
ただし、「毎日仕事や家事で忙しくて、なかなか湯船にゆっくり浸かる時間がつくれない」という場合もあるかもしれません。そんなときは、週末だけ湯船に浸かるなど、週1〜2日間でも良いので湯船に浸かるようにしましょう。無理のない範囲でぜひ取り入れて、変化を実感してみてください。
4.綿素材のインナーを活用する
更年期世代は日中の乾燥対策も欠かせません。化学繊維素材のインナーは吸湿発熱効果があり便利なアイテムですが、なかには「着ると乾燥してかゆくなってしまう」という方もいます。
そのため、インナーの素材は綿や麻などの天然素材をおすすめします。綿は合成繊維よりも静電気が起こりにくい素材です。そのため肌への刺激が少なく、肌が乾燥して敏感になっているときも快適に着ることができます。綿は柔らかく肌触りが良いので、肌にやさしく、着心地が良いです。
さらに、綿は水分をよく吸収し、空気を通す性質があります。汗をかいても肌が蒸れにくく、快適な着心地を保てるので、体の乾燥やかゆみにお悩みの方は、ぜひお試しください。
ボディケアで、変化するカラダをサポートしよう
更年期は女性の体が大きく変化する時期。女性ホルモンの減少により、肌のコラーゲンが減少し、弾力やハリが失われ、乾燥しやすくなります。そのため更年期には肌への優しいケアが重要です。入浴後にボディオイルを塗る、綿素材インナーで乾燥や刺激を防ぐなど、ぜひ一つでも実践し、変わる体をサポートしていきましょう。