ついつい手にしてしまうスマホ。しかし、スマホの使用が「隠れ老化」を引き起こしているかもしれません。スマホを眺めるときのブルーライトや姿勢、無表情が積み重なると、しわ・たるみ・くすみの原因に。
本記事ではスマホによる老化や、どう付き合っていけばいいのか詳しくご紹介します。
まずは、スマホにより老化する理由を一つひとつご紹介していきます。
スマホの画面から発せられるブルーライトは肌の奥深くまで到達し、肌に直接ダメージが加わります。それにより、シミやしわだけでなく、しわやたるみの進行も加速してしまいます。
スマホを使用する際のうつむき姿勢も大きな影響を与えます。長時間の下向き姿勢は、首や肩の血行を悪化させ、顔全体の血流が滞る原因に。これにより、顔がむくみやすくなるだけでなく、ほうれい線が深くなり、猫背による首のシワも目立ちやすくなります。
スマホを長時間見つめることで表情が固定化され、筋肉を動かす機会が減少します。その結果、表情筋が衰え、顔全体がたるみやすくなるのです。
また、表情筋の衰えは表情の幅を狭め、顔全体に年齢以上の老けた印象を与える原因となります。
スマホによる肌老化を予防するためには、日常的なケアの積み重ねが重要です。ここからは日常に取り入れたい対策をご紹介します。
スマホから発せられるブルーライトを防ぐために、UVカットを取り入れるのがマストです。日焼け止め機能付きの保湿クリームを使用することで、紫外線とブルーライトの両方から肌を守ることができます。特にSPF30以上の製品がおすすめです。SPF30以上の日焼け止めクリームなら、紫外線とブルーライトのダブル対策が可能です。
スマホは目線の高さで操作して、さらに、30分に一度は目を休ませましょう。首を左右にゆっくりと傾けたり、肩を回したりする簡単なストレッチで血流を促す方法があります。特にデスクワークが多い人は、正しい姿勢を習慣化することで、顔まわりのすっきり感をキープできます。
長時間スマホを使用すると、意外にも肌は乾燥しやすい状態に。化粧水は重ね付けして潤いをチャージしましょう。特にヒアルロン酸やセラミド配合のものを選べば、保湿力も抜群です。
さらに、夜はフェイスマスクでスペシャルケアを。美容成分たっぷりのマスクを週2〜3回取り入れることで、日中の乾燥ダメージを軽減できます。
ブルーライトカットフィルムは、スマホやタブレットの画面から発せられるブルーライトを軽減する機能があります。
フィルムを選ぶ際は、カット率に注目しましょう。カット率が高いものの方が効果的ですが、画面が黄色みを帯びる傾向があります。見た目や使用感も考慮して選ぶことをおすすめします。
表情筋のエクササイズもスマホ老化対策として効果的です。たるみやしわを予防し、肌のハリを保つためには、表情筋を適度に動かすことが大切です。
例えば、口元や頬の筋肉を鍛える「頬のリフトアップエクササイズ」は、簡単に実践できる方法の一つです。口を大きく「ア」「イ」「ウ」「エ」「オ」とゆっくり動かすことを5回繰り返しましょう。声を出せるとよりリフレッシュできます。朝のスキンケア後や休憩中に試してみてください。
現代の生活には欠かせないスマホ。使い方を見直し、毎日のちょっとしたケアをプラスして、スマホ老化から脱していきましょう。