
【4/4】目の下の切開によるたるみ取り施術を受けてきた体験談④
麻酔について
私は手術を局所麻酔で受けてきました。笑気麻酔を併用したり、静脈麻酔で眠りながら受けることもクリニックによっては可能です。患者さんにもすすめることの多い手術で、またこのフェムゾーンラボの記事になるだろうと思ったこともあり、局所麻酔で受けてきました。
手術を受けている時間中は手術の手順を知っているので、「今はここの操作中だな・・・今きっとあそこの脂肪が引っ張られてる・・・この操作は受ける側はこんな感じなのね・・・。」などと考えながら、医師として楽しい手術時間でした。一般の方はこんなこと考えないと思うので、眠らずに意識がある状態で受ける局所麻酔や笑気併用の局所麻酔、施術を受ける方へのアドバイスを考えてみました。
痛いときは遠慮せずに痛いと言う
私からの一番のアドバイスは痛いときは遠慮せずに痛いと言うことです。
私は友人に執刀してもらい、痛いときは「痛いから麻酔たして」と頼みやすい状況での手術でした。そんな私でも、『今少し痛いけど、何かしらの操作してるから、これがひと段落してから痛いって言おうかな・・・』『さっきも少し違う場所だけど麻酔たしてもらったばかりだし、ここは少し我慢しようかな』なんて考えました。患者側になるとつい執刀する医師に気を使ってしまいました。
自分が手術する側、執刀する側の時は、痛いときは患者さんに遠慮なくいってほしい、言ってくれたほうがありがたいとお伝えしています。執刀してくれる友人も気にせずどんどん言ってと事前に言っていただいたのに、そんな状況下でも少し気を使ってしまいました。医師である私が友人医師に執刀されるときでさえ気を使ってしまったのに、一般の患者さんはなかなか言えないだろうなと思ったので、今回このような記事にしてみました。
痛いときは遠慮なく痛いと言ってください。医師の気分を害することはないですし(変わった医師も世の中には一部いるので絶対とは言えないのが悲しいですが)、麻酔薬をそれ以上使えないことは滅多にありませんし、手術の流れ的にその時麻酔を追加できない場合はほかの薬で対応するなど、できる限りのことはします。痛みで急に動かれてしまうと、思うような操作ができないこともあります。
手術中、医師にとって予期せぬ痛みがある場合、まれに合併症の発生一歩手前のことがあるため、痛みを伝えることで合併症発生を免れることにつながるかもしれません。医師に気を使ってしまって痛いと本音を言いにくいこともあるかもしれませんが、伝えたほうが医師にとっても患者さんにとっても最終的にはいい結果になることが多いです。
痛いときは遠慮せずに痛いと言ってほしいというお願いの記事でした。