
新生活のストレスで「したくない…」と感じるのは普通?
本記事では、新生活で「したくない」と感じる原因と、対処法について解説します。
ストレスが「したくない」につながるメカニズム
コルチゾールの分泌量が増えると、女性ホルモンのエストロゲン分泌のバランスが崩れ、性欲に関わるテストステロンの分泌が減少し、性欲を感じにくくなると考えられています。
さらに、慢性的な日常的ストレスが性機能に悪影響を及ぼすことが示されています。
これは、体が「今は生き延びるのが優先!」という「戦うか逃げるか」モードに入り、生殖機能の優先度が下がるためです。
ストレスを感じていると、注意が散漫になって「したくない」気持ちが起こることがあります。
こうした変化は、体がストレスに敏感に反応する仕組みによって起こります。
「自分がおかしいのかも」と思わなくても大丈夫です。
新生活に生じやすいストレス要因
以下に、新生活にありがちなストレスの元をご紹介します。
当てはまるものがないかチェックしてみてください。
職場・学校などの新たな人間関係
職場や学校、引っ越し、人間関係の変化などが起こり、新しい環境に慣れるまで心が休まらない方も多いのではないでしょうか。
新生活で「みんなに馴染めないかも」といった不安や孤独感を覚えるとストレスを感じ、快感や性欲を覚えにくくなることがあるでしょう。
これは脳がストレスへの対処を優先するあまり、喜びや快楽に関わる神経系の働きが抑えられてしまうためです。
生活習慣の変化による生活リズムの乱れ
1人暮らしの開始、引っ越しなどの大きな変化に加えて、起きる時間や通勤時間の変化など、一見些細なことに見える変化も侮れません。
自律神経が乱れると、心身が常に「緊張モード」になり、リラックスしなければ感じにくい性的な欲求や気持ちの余裕が生まれにくくなってしまいます。
カップルの日常調査でも、ストレスが多い日に女性の欲求や満足度が下がることが示されています。
パートナーとの環境変化(同棲開始、遠距離など)
特に女性では、ストレスを感じると性欲と性的満足度が低下することが示されています。
同棲をはじめた場合、「一緒にいるのが当たり前」になることで、かえって気を遣いすぎたり、自分だけの時間が取れなくなってストレスを感じたりすることがあります。
一方、転勤や進学で遠距離になったケースでは、会えない寂しさや将来への不安が心の余裕を奪い、性的な気持ちが持てなくなることもあるでしょう。
どちらの場合も、関係が壊れたわけでも、愛情が冷めたわけでもありません。
環境の変化に心がまだ追いついていないだけです。
セルフケアとして取り組めること
無理のない範囲で取り入れてみましょう。
睡眠・食事・軽い運動などのライフスタイルの改善
生活習慣の安定は、心の安定にもつながりやすくなります。
新生活に慣れるまで余裕がなくなりがちですが、毎日同じ時間に就寝・起床する、最低限1日1食はしっかり食べる、無理のない範囲で運動する、などを心がけてみてください。
義務感を手放す
パートナーへの申し訳なさから無理をしてしまう方もいますが、心身にとってストレスになり、逆効果になることがあります。
欲求や気持ちには波があって当然です。
「今日はハグやキスだけで十分」と気楽に考えるだけで、心の負担が軽くなりますよ。
パートナーと気持ちを共有する
「新しい生活にまだ慣れなくて、気持ちに余裕がない」と共有すると、相手に状況が伝わって理解が得やすくなります。
「なんとなく避けている」と誤解される可能性を避けるためにも、理由を伝えましょう。
まとめ
ホルモンバランスや自律神経の乱れなど、体の仕組みとして起こりうることです。
まず睡眠・食事・運動といった生活の土台を整えることを優先し、自分のペースを大切にしましょう。
パートナーには「新生活に慣れない」と伝えるようにしてくださいね。
新生活に心が慣れてくれば、自然と余裕が戻ってくることがほとんどです。
焦らず、今の自分を認めながら、新しい環境と少しずつ仲良くなっていきましょう。