
更年期世代にもおすすめの「ソーバーキュリアス」って知ってる?
こんな変化を感じたことはありませんか?
実は、更年期に起こる体の変化がお酒との付き合い方にも影響しています。
今回は、更年期とアルコールに加えて、試してみたい「ソーバーキュリアス」についてご紹介します。
ソーバーキュリアスとは
お酒は飲めるけどあえて飲まない、少量を楽しむ、という考え方から生まれました。
「禁酒」や「断酒」よりもポジティブに、その時の気分や体調に合わせてお酒を飲もう、という考え方を指します。
数年前から海外でトレンドになり、日本でも注目されるようになりました。
我慢するのではなく、どうするかを自分で選びながらお酒を楽しむライフスタイルです。
「お酒が弱くなってきた」と感じる更年期に取り入れてみるのも良いでしょう。
更年期にお酒が弱くなる理由
主な理由として、以下のような体の変化が考えられます。
エストロゲンの減少
エストロゲンはさまざまな働きを持っていますが、実は肝臓の脂質・糖代謝にも重要な役割を持つホルモンです。
エストロゲンの分泌量が減ると、肝機能が低下します。
お酒に含まれるアルコールは肝臓で代謝されるため、肝機能が低下するとアルコールが分解されるのも遅くなり、酔いが残りやすくなってしまうのです。
肝機能や腎機能の低下
アルコールの分解が遅くなるだけでなく、アルコールが体の外に排出されるのも遅くなります。
若い頃と同じペースで飲んでいても、体内にアルコールが長く留まって酔いが強く出やすくなってしまうのです。
体内の水分量の低下
女性の体に含まれる水分量は、3~10歳群では62%、11~60歳では55%、60歳以降は50%と、加齢によって低下することが示されています。
つまり、同じ量のお酒を飲んでも血中アルコール濃度が高くなりやすくなってしまうのです。
同じ強さのお酒を飲んでも、より強く酔いを感じたり、体への負担が大きくなったりしやすくなります。
更年期のお酒の楽しみ方!ソーバーキュリアスの実践法
こんな時こそ「ソーバーキュリアス」を取り入れて、上手に楽しみましょう。
飲酒量と頻度を減らす
若い頃と同じ量を飲み続けるのではなく、今の自分の体に合っている量を見つけます。
たとえば、ワイングラス2杯飲んでいたところを1杯にする、週5日飲んでいたところを週3日にするなど、無理のない範囲で減らしてみてください。
飲酒した時の体調変化を知っておく
「グラス3倍以上飲むと次の日が辛い」「疲れている時に飲むと、なかなか回復できない」など、自分にとって楽しめる量やタイミングがわかってくるでしょう。
水やおつまみを一緒に取る
お酒1杯に対して水1杯を交互に飲む習慣をつけると、血中アルコール濃度の急上昇を防げます。
また、空腹でお酒を飲むとアルコールの吸収が早くなることが分かっています。
タンパク質や食物繊維が豊富なおつまみを一緒に食べると、アルコールの吸収速度が緩やかになるのでおすすめです。
まとめ
これは誰にでも起こる自然なことです。
更年期以降もお酒を楽しむために、「ソーバーキュリアス」という考え方を取り入れてみるのもおすすめです。
「今日は、お酒は控えておこう」「今日は会食があるから料理に合ったお酒を楽しもう」など、完全に辞めずに柔軟な考え方を持ってみましょう。
「我慢」ではなく「自分で選ぶ」意識を持って、自分の体と向き合いながら、新しいお酒の楽しみ方を見つけてみませんか?
1)Using a Sober Curious Framework to Explore Barriers and Facilitators to Helping Sexual Minority Women Reduce Alcohol-Related Harms: Protocol for a Descriptive Study
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40053757/
2)The Impact of Estrogen Deficiency on Liver Metabolism: Implications for Hormone Replacement Therapy
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/40522859/
3)Age-Related Changes in Hepatic Function: An Update on Implications for Drug Therapy
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26547855/
4)The aging kidney revisited: a systematic review
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24548926/
5)Body water percentage from childhood to old age
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/37313612/