VIO脱毛はするべきか?
フェムゾーン(腟と外陰)の脱毛のことは、VIO脱毛と一般的に呼ばれています。
このVIO脱毛ですが、若年層中心に男性・女性問わず行う人が増えています。現代になり、毛は薄いほうが良いという文化の流れになっています。
しかしVIOを脱毛することに抵抗がある人はまだ一定数存在します。
今回はこのVIO脱毛について、実際にするべきかどうか、私自身の意見で述べていきます。
現代は男性ホルモン過剰を嫌う文化に変化している?
VIOは、和製英語です。Vは恥骨周辺、Iは腟口周辺、Oは肛門周辺ということなんですが、これって形態的に想像された文字です。うまいネーミングですね。
このVIO脱毛ですが、全部脱毛する人もいれば、Vは残してIやOだけ脱毛する人もいます。日本を含む東アジア文化圏では、毛は一般的には男女を問わず、濃いほうが若さの象徴として好まれていました。しかし現代になり、毛は薄いほうが良いという文化の流れになっています。
しかしまだ60歳以上の男性は、女性が全脱毛をしていると引いてしまうそうです。(笑)
これってもともと毛が薄い他民族の影響や、宗教的な側面もあるかもしれません。
以前及川眠子の破婚というノンフィクション読んでいたら、トルコ人の若い夫は、足の脱毛をしていないけれど陰毛は脱毛していたとこのことです。とにかく若い層では、男女とも完全VIO脱毛をしている人は着実に増えています。男女とも男性ホルモンが高いほど毛は濃くなりますので、現代は男性ホルモン過剰を嫌う文化に変化している可能性もあります。男女とも男性ホルモンはバイタルエナジーと性的意欲の源ですが、過剰すぎるのはエロくないのかもしれません。
VIO脱毛をするかしないかは文化や習慣の問題
VIO脱毛に関して、健康に良いとか悪いとかの論争がありますが、これはナンセンスです。
VIO脱毛をするかしないかは文化や習慣の問題です。よく例に出すのは脇の下の脱毛です。
日本の女性で、袖なしの服を着る時に脇の下の脱毛をしない人はほとんどいません。VIO脱毛は、してもしなくても個人の自由です。健康には影響ありません。身だしなみの一つとしてVIO脱毛が定着してきたと言えるでしょう。
クリニックによるVIO脱毛について
クリニックでは、主にレーザーによる脱毛が行われていますが、1回では終わりません。人によりますが、1~3か月ごとに3~10回くらい施術が必要です。
クリニックで行う医療レーザー脱毛はパワーが強く効果も大きいですが、火傷などの副作用も若干あります。最初の3回くらいはクリニックで行い、あとは他の美容サービスを受けられるエステで受けるという人もいますね。
介護脱毛について
最近よく言われる介護脱毛という言葉に関しては、私は否定的です。なぜならば、介護士や看護師などのケアのプロ達にとっては、陰毛はあってもなくてもそのケアの質は変わらないからです。陰毛があって困るのは、外陰部の手術の時くらいです。
ではなぜ介護脱毛などという造語ができたかというと、白髪になると脱毛できないというレーザー脱毛の性質によります。脱毛をしようがどうか迷っている白髪交じり中高年男女に、白髪になったらレーザー脱毛できませんよ、と脱毛業界が営業しているわけです。
ですから中高年男女でVIO脱毛をするかどうか悩んでいる人は、将来の介護を考えるより、現在の身だしなみとして、そこまでするかどうかを考えて行ったほうが良いでしょう。