乳がん検診では何をする?何歳から受けるべき?
「乳がん検診は痛いと聞くけど、一体何をするの?」
「乳がん検診って受けた方がいいの?」
「乳がん検診は何歳から受けるべき?」
乳がん検診では、何の検査をどのようにするのか、意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、乳がん検診の種類や、乳がん検診を受けるべき年齢について解説します。
乳がん検診を受けようと思っている方や、受けないといけないけれど一歩が踏み出せない方は、ぜひ参考にしてください。
乳がん検診の種類3つ
①問診
病歴や生理の状況をはじめ、家族の中にがんを患った方がいるかなども聞かれます。
普段から自覚している症状や、気になる事柄があれば、併せて医師に伝えましょう。
②マンモグラフィ検査
「乳がん検診は痛い」とよく耳にするのは、このマンモグラフィ検査です。
マンモグラフィとは、乳房専用のX線装置、すなわちレントゲンのことを指します。
手で触れるだけでは分からない小さなしこりや、石灰化を観察できる検査です。
検査時には、乳房を機械に挟み込み、板で圧迫しながら撮影を行います。
乳房を薄く引き伸ばした状態で固定されるので、人によっては痛みを感じる場合も少なくありません。
痛みには個人差がありますが、一般的には、乳腺が多い方が痛みを感じやすいと言われています。
具体的には、20〜30代の若年層の方が乳腺が発達しているため、強い痛みを感じやすいでしょう。
③超音波検査
超音波検査とは、いわゆるエコー検査のことです。
人には聞こえないほどの高い音の波長を胸に当て、はね返りを利用して、画像を作り出します。
超音波検査は、スマホサイズの機械を乳房の上にすべらせるだけなので、痛みは全くありません。
ただし機械を肌に直接当てるため、上半身は裸で行う必要があります。
※ 触診はある?
乳がん検診では触診をされると思う方も多いですが、現在、触診の積極的な推奨はされていません。
触診は、症状などで医師が必要と判断した場合のみ行います。
「胸を触られるのが嫌だから、乳がん検診を受けたくない」とお考えの方は、触診がないケースが多いということを知っておくと安心ですね。
乳がん検診は何歳から受けるべき?
その理由としては、主に以下の2つです。
①乳がんの罹患率は40代から急増すること
②マンモグラフィは、乳がん死亡率減少の有効性が認められている唯一の検査であること
乳がんは、自覚できる初期症状が出にくい病気です。見えない体の変化に気付くためにも、40歳になったら乳がん検診を受けましょう。
一方「痛い検査がどうしても嫌だ」「40歳未満だけど検診を受けたい」という方は、超音波検査を検討するのもおすすめです。
まとめ
検診内容を選べる場合は、年齢や状況に合わせて決めると良いでしょう。
乳がんは早期発見をすることで、死亡リスクを減らせる病気です。
定期的な検診で、体に異常がないかをチェックしてください。